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30歳を目前に初の転職。キャリアウーマンの宍倉麻矢さんが選んだ‟仕事だけ”で終わらない人生とは

 
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みなさんはワークライフバランスという言葉を知っていますか?

ワークライフバランスとは、仕事とプライベートが互いに
良い影響を与え合い、バランスがとれている状態のことを
指します。

私生活を充実させることで、仕事に良い影響を及ぼし、
仕事が上手くいくことでさらに私生活が潤う。
まさに理想の働き方といってもいいでしょう。
しかし実際そんな風に働けている人はそう多くはないのかもしれません。

仕事が中心で、友達、恋人や家族との関係性がおろそかに
なってしまったり、趣味の時間がとれなかったりして、
段々と心が乾いていく。
「このままでいいのだろうか」と悩みつつも、
いつの間にか時がすぎて、動けず仕舞い…。

20代のうちはそれで良かったとしても、
結婚や子育て、家族の健康面の変化など、
30代以降はライフステージが変わる機会が多くなってきます。

今後の人生を見据えて、どんな働き方が自分にとってベストなのか、
きちんと考えなければならないタイミングがきっと訪れるでしょう。

今回は30歳の節目に、働き方を見つめ直し、
新卒から7年間働いた会社を辞め、転職した
宍倉麻矢さんにお話を聞きました。

キャリアを着実に積み、充実した仕事をしているのに、
どこかやりきれない想いを抱えている方にとって、
麻矢さんの選択の仕方は今後を考える上での参考の一つとなるでしょう。

「チャンスがあるなら飛び込んでみる」入社五年目に志願して海外勤務へ

麻矢さんは大学卒業後、PR会社に就職。

入社一年目は、膨大な仕事量をこなすので
いっぱいいっぱいになり、周囲に上手く助けを求めることもできず、
体調を崩すこともあったといいます。

その後、部署異動があり、環境が変わったことや、
周囲のサポートのおかげで、次第に自分を取り戻し、
仕事を楽しむことができるようになったそうです。

入社五年目に所属していたチームがすごく好きで、
「チームで仕事をしているなぁ」と実感できる環境でした。
上司にも恵まれて、仕事のやり方というより、
人としてどうあるべきかや、気の持ち方などを
教えてもらったんですよね。
自分の次の成長点は何かと考えた時に、上司の気持ちを知りたい、
上から俯瞰してみられるようになりたいと思うようになりました。

麻矢さんは次のステップとして、中国支社への転属を志願します。

好きなチームで、楽しく仕事ができている環境からあえて飛び出すのは、
自分に厳しく、よほどの向上心がなければできないことでしょう。

より楽しさを求めるよりも、自分はもっと変わらなきゃいけないと
思ったんですよね。私はスロースターターですごく器用に
できる人間ではないので、ドラスティックに環境を変えたら、
自分のキャパシティもおのずと広がるかなと。
不安よりもワクワクの方が勝っていました。
中国語ができなくても、能力が足りなくても、
チャンスがある環境が目の前にあるので、
飛び込んでみようと思いました。

仕事ばかりの生活。このままの働き方でいいのか悩むようになる

麻矢さんは北京で一年間、上海で半年間、中国人スタッフをまとめながら、
主に日系企業が中国に進出する際の広報支援を行っていたそうです。
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北京に在勤中は、オフィス周辺でよく散歩していたそう。
写真に写るのは麻矢さんが「苦楽を共にしてきた戦友」と語る同僚の方々

麻矢さんにとってチームマネジメントは初挑戦。
とても苦労したといいます。

私と社長の他はみんな中国人スタッフで、伝え方によって
結果が変わってくることもあり、言葉の壁にすごく悩みましたね。
PRの経験がない子と仕事をしていると、
「わからないことがわからない」という私が新入社員の
時の上司の追体験をしているような感じで。
上司はこんな気持ちだったのかとよくわかり、
すごく貴重な経験をしました。

中国では仕事を任せてもらえるチャンスが多く、
成長し続けられることに喜びを感じたそうです。

しかし夜遅くまで働いたり、休日も仕事に追われたり、
仕事ばかりになってしまう生活に疑問を抱き始めます。

繁忙期が終わって、ふっと気が抜けた瞬間に、
自分の周りのことを見つめ直しました。
仕事だけじゃなくて、友達との時間もつくりたい、
もっと自分の心に余裕をつくりたいと思ったんですよね。
結構忙しい時期を送っていたのでおろそかにしがちで…。
仕事は仕事として楽しいけれど、そこの葛藤はすごくありましたね。

30歳という節目に家族の体調の変化が重なり、転職を決意

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仕事への迷いを感じ始めた当時、麻矢さんは29歳。
あともう少しで30歳になるという焦りが
急激に押し寄せてきたそうです。

28歳、29歳と同じように、30歳もなんとなく
過ぎていくんだろうなと感じていたんです。
でもあと4ヶ月で30歳だと思った時に、
そこに自分の理想はなかったはずなのに、
まだやりたいことがいっぱいあると思ってしまって。
リストアップしたら、趣味の落語に行く、プールに行くとか、
大したことがないことも多いのですが、
今までできていなかったことがたくさんあるなぁと。
走りながらできることもありますが、一回立ち止まって、
リセットをしたいと考えるようになりました。

その後中国の旧正月の休暇で、
久しぶりに実家に帰った際、家族の体調の変化を
聞いたことが、転職する決め手になったといいます。

昔は親が元気だったから無理できたところもあったんですけど、
最近は「親が元気だからこそ近くにいたいな」という気持ちに
変わってきました。元気だとは言いつつも、健康面の変化も
少しずつ出てきているので。
私自身も体調の変化があり、昔みたいにがむしゃらに走ることが
難しくなってきているので、転職しようと決めました。

転職を決意してからの行動は早く、2ヶ月後に退職。

アメリカ旅行をしたり、趣味を楽しんだり、
一ヶ月ほどはやりたいことを思い切り楽しみ、
充電期間を経て、転職活動を開始したそうです。

働くことは自己表現の一つだけど、オフの時間も大切にしたい

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麻矢さんがアメリカ旅行で訪れたグランドキャニオンの雄大な風景

一度リセットをする良い機会だからと、
色々な業種を候補に入れていたそうですが、
最終的に戻ってきたのは、やはりPR・広報の仕事。

コスメブランドを展開するエイボン・プロダクツ株式会社への
就職が決まり、CSR広報を担うそうです。

面接で出会った直属の上司になる方がとても素敵な方で、
「この方と一緒に仕事がしたい!」と直感で感じたんですよね。
まさにお見合いのような感じで(笑)
元々馴染みのあるコスメブランドなので、
心から広報活動ができると思いましたし、会社のCSRとして
女性の支援をしているところに共感が持てました。
乳がんで悲しむ人を減らすピンクリボン活動の支援や、
社会で有意義な活動をした方へ贈る女性年度賞を主催しているのですが、
その辺りのPRを担当するので、難しくもありますが、
社会貢献という意味ですごくやりがいのある仕事だと感じています。
今すごくワクワクしています。

30代からの人生を、何を大切にして生きていきたいのか、
悩んだ末に行きついた答えは何だったのでしょうか。

よく働き、よく遊ぶことですね。
今の自分にとっては働くことが、自己表現の一つだと思うんです。
でもちゃんと遊ぶことも重要。
新しい会社は社員の7割が女性で、休みはきちんととられる環境に
あると聞いています。友達や家族と会うことだったり、趣味をしたり、
オフの時間を楽しめるのが嬉しいです。
何歳になっても「今が一番楽しい」と思える人生を歩みたいです。
将来はパワフルなおばあちゃんになりたいですね。

麻矢さんは30歳という節目に、今後の人生を見つめ直し、
「仕事だけではなく、プライベートも大切にする人生を送りたい」と
決心しました。

今まで築いてきたポジションや人間関係がリセットされる
ことを考えると、7年間働いてきた会社からの転職は、
ものすごくエネルギーのいることだったでしょう。

しかし勇気を持って一歩を踏み出したからこそ、
現状を打開することができました。

働き方を考える上で重要なことは、
周囲の意見や世間の常識に惑わされず、
‟自分にとっての幸せは何か”と向き合うことです。

人生をかけて成し遂げたい大きな仕事があるのなら、
多少のプライベートの犠牲は厭わず、寝食を忘れて
打ち込む道を選ぶのもいい。
麻矢さんのように趣味や家族との時間など、
プライベートを大切にしつつ働きたいなら、
両立ができる道を模索するのもいい。

どんな道を選ぶのかは、あなたの自由です。

今の働き方を続けることに迷いがある方は、
40代になる頃に「あの時こうしておけばよかった」と
後悔しないためにも、アラサーのうちから
‟これからの働き方”について、じっくりと考えてみませんか?

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Sugawara Madoka

Sugawara Madoka

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30jewel編集長

学生時代から悩んだ時や苦しい時に本やテレビなど、
メディアに助けられた経験から、
「メディアを通して人を幸せにしたい」という想いで
ライティング、web編集の仕事をしています。

人の素敵な想いに触れると、
自分の中に閉まっておくにはもったいなくて、
全力で人に伝えたいと思ってしまう性分。

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