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大学受験失敗からの起死回生!フリーアナウンサー大河原あゆみさんが夢を叶えた秘訣とは

 
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あなたの子どもの頃の夢は何でしたか?

きっとお花屋さんでも保育士さんでも、
なりたいものを自由に思い描き、
ワクワクすることができたはずです。

しかし大人になるにつれて、
できない理由が瞬時に頭をよぎるようになり、
夢みる心が失われていきます。

だからこそ高い壁があってもくじけずに、
夢を持ち続け、叶える人の姿に
心を打たれるのでしょう。

今回は小学生の頃からのアナウンサーになるという夢を
実現させた大河原あゆみさんにお話を伺いました。

アナウンサーになりたい人は多いけれど、
なれる人はほんの一握り。

あゆみさんは一体どんな考え方で険しい道を乗り越え、
夢をつかんだのか。

その秘訣を、夢を持つ全ての人へ贈ります。

大河原 あゆみ(Ookawara Ayumi)
学生時代よりテレビ・ラジオのキャスターを務める。
2009年 山口放送(日本テレビ系)に入社。5年間、報道制作局のアナウンサーとして勤務。
ニュース、リポート、中継、CM、ナレーション、スポーツなど幅広く経験を積む。ラジオでは、番組制作を兼務。
フリーランスに転向後、アナウンサー業と共に、プロクリエイター集団「つくる女(TSUKURUJYO)」の一員として、
ゲーム業界のコンテンツPRの企画制作を手掛ける。

大学受験に失敗。人生を捨てたつもりであがくと決めた。

自身のことを「言葉マニア」だと話すあゆみさんは、
幼い頃から大人の会話を聞いたり、本を読んだりする度に、
日本語の面白さ、魅力を感じていたそうです。

「言葉で人を幸せにする仕事に就きたい」と、
アナウンサーを志したのは小学4年生の頃。

私の考えるアナウンサーの魅力は、
主役を輝かせるために、そっと寄り添い、
あの手この手で魅力を引き出す、サポートができる所。
人、モノ、ニュース・・・など、
それぞれと世の中の、より良いハブを目指しています。
勘違いされやすいですが、スーパー裏方職業です。

なれるか、なれないか、というよりは、
なるものだ、と考えていました。
それ以外の職業を考えたことがないですし、
今も、この仕事が天職だと思っています。
人が好き、人を支えることが好き。
これを一番実現できる仕事だからです。

そんなあゆみさんの心を試すかのように
立ちはだかったのが、大学受験の壁。

アナウンサーになるために有利な大学や学部に入るのが
良しとされる風潮がある中で、あゆみさんが入学したのは、
アナウンサー輩出歴がほぼない家政学部の被服学科でした。

必死に勉強したつもりでしたが、
部活動の陸上にのめりこみすぎて、
気づいた時には受験に大失敗していました。
『ずっと目指してきたけれど、もうアナウンサーの夢は
終わった』と思い、ギャンギャン泣きました。
でもどうしても諦められない。
絶対にここからあがいてやろうと思って。
それでもダメだったらしょうがないけれど、
大学4年間は人生を捨てるつもりで、
アナウンサーになることだけを考えて生きることに決めました。

29種類のアルバイトをして、アナウンススクールや就職活動費用を稼ぐ


あゆみさんは、自分に付加価値をつけるために、
大学1年生の冬から3年間、
自費で3ヶ所のアナウンススクールに通いました。

3ヶ月10万円の学費は、
学生にとって決して安い金額ではありません。

親に頼んだら『アナウンサーはなるのが難しい職業。
本当になりたいという覚悟があるなら、
自分で稼いで通いなさい』と言われて、
在学中に29種類のアルバイトをしました。
物事をわかりやすく伝える塾の講師や、
発声練習になる携帯の販促キャンペーンガールなど、
アナウンサーに活かせるような仕事を
なるべく選ぶようにしました。

自力で貯めたお金を握りしめて向かった、
スクール初日の、やっと学べるという嬉しさは今でも覚えています。
ここからが始まりだけど、こんなに嬉しいことはない、
ここまで辿りつけて良かったなと心底思いました。

他にも就職活動で全国を巡る費用を稼ぐ必要があったため、
大学の講義以外の時間帯は、早朝から夜中まで、
アルバイトを掛け持ちし、貯金100万円を達成。

それでも心もとなく、夜行バスや青春18切符で移動し、
漫画喫茶に寝泊まりしながら、就職試験に挑んだそうです。

二十歳そこそこの女の子にとって、
あまりにも過酷な環境。
辛くはなかったのでしょうか。

やりたいことをやっているだけだったので、
それほど大変だとは感じていませんでした。
鈍行列車で行くからこそ、見られる景色があるし、
隣の席の方との会話を楽しんだのも良い思い出です。

私はよく目標への過程をゲーム化します。
叶いそうにないものでも、どうしたらクリアできるかを
逆算して考えて、1個ずつ達成していくのが好きです。

高い壁があるからこそ、ゲームも盛り上がるんですよね。
そして人生は失敗を派手にすればするほど、
最高に面白いと思っています。
『大失敗しちゃった…ネタになる!いえーい!』
みたいな感じです(笑)

困難な状況さえも楽しみながら、就職活動を進め、
受験32社目で山口放送の局アナウンサーに合格。

あゆみさんの努力がようやく実を結ぶ時が来たのです。

『やっとスタートラインに立てたんだ』という想いでした。
当時付き合っていた人もいたけれど、恋愛も友人関係も、
ある意味全てを絶って、仕事を第一に考えようという覚悟で
山口に行きました。

人から仕事を与えられるのをただ待つことに、不安を覚える


念願のアナウンサーになったあゆみさんが、
仕事をする上で大事にしていたのが
演者としてただ情報を伝えるのではなく、
物事の背景を知ること。

例えば高校サッカーの全国大会出場をかけた
山口県大会のレポーターを担当した際には、
日本サッカー協会認定コーチの資格を取得したり、
仕事と関係ない大会や、放課後の部活にも顔を出し、
サッカーへの造詣を深めたそうです。

毎日死ぬほど努力して、晴れの舞台に立つ選手たちに、
それまでの背景を十分に知らずにマイクを向けることが失礼だし、
違和感を感じました。
実際に現場で起こった事柄も大切ですが、
関わる人たちがどんな想いでやってきたのか、
その過程が人を動かすと思うんです。
伝え手として、背景をいかに深く掘り下げるかが
大切だと感じていました。

真摯に仕事と向き合い5年が経った頃、
独立を決意しますが、ここからが第2の試練の始まり。

退社後、アナウンス事務所へ所属したものの、
収入が激減し、貯金が底をついてしまいます。

毎日行く場所があり、仕事があった会社員時代から、
一人になって、仕事がなければ休みで。
フリーランスといっても、仕事がなければ
アナウンサーと呼べるのか、そもそも自分に価値はあるのか、
というところまで考えてしまって、
どんどん自信が無くなっていきました。
考えが甘かったんだと思います。
毎日不安で、家賃すら払えないので、
日雇いのアルバイトもして。
仕事やチャンスが与えられるのを、
誰かに任せることってすごく不安でした。

10年後、20年後を考えた時に、『この状態から脱却しないといけない。
受け身でいるのではなく、“仕事は自ら興し、作るもの”』だと
考えるようになりました。

「仕事を作るには、仕事が成り立つ仕組みをもっと知らないといけないな、
企業の営業や、開発、広報、企画、運営は
どうやって成り立っているんだろうか……」

知らないことが多すぎると感じたあゆみさんは、所属事務所を辞め、
女性クリエイターチーム『つくる女(TSUKURUJYO)』に加入し、
完全フリーランスに。

ゲームのコンテンツPRの企画制作、営業、広報などを幅広く担当し、
仕事の生み出し方を一から学んでいきました。

環境の変化に合わせて形を変えながら、喋りで食べ続けていきたい

クルーズ株式会社が開発・運営したスマートフォン向けゲーム『エレメンタルストーリー』のイベントMCを務めるあゆみさん

現在、ゲーム業界にて企画制作を行いながら、
アナウンサー業に励むあゆみさんには、
これから先も変わらない一本の軸があるそうです。

今後結婚や出産をしたら、環境は絶対に変わっていくと思うんです。
でもその都度形を変えて、喋りで食べ続けていくことが、
自分の一番のテーマです。子どもがいるから働けないと考えたら、
働けるものも働けなくなりますが、やり方は何かしらあるんですよ。
だから重く考えることはなくて、“もっと人生を楽しくするには
どうしたらいいのか”だけを考えています。
どうなるかわからないからこそ、楽しいんですよね。

あゆみさんは「人生のテーマがまだ見つからない人も、
見つけるチャンスはたくさんある」とエールを送ります。

『絶対にこれをやりたい!』と
心を震わせられるものにまだ出会えていないなら、
物事にとことん出会うしかないと思うんです。
自分が考えている範囲はものすごく狭いので、
人の誘いに乗るのが一番良いと思います。
興味がないから行かないじゃなくて、
興味がないからこそ行く。行ったら絶対何かしらあるんですよ。
合わないと思ったら、その時にやめればいい。
新しいものに出会うことを惜しまない方がいいと思います。

もしやりたいことに出会えたら、
何歳からだって、環境がどうであっても、
チャレンジできると私は信じています。

あゆみさんが夢を叶えることができたのは、
運が良かったからではなく、“人のせいにしない精神”が
あったからではないでしょうか。

「お金が足りないから、スクールに通えない」
「就職に有利な学部に入れなかったから、諦めよう」

そんな風に周囲の人や、環境のせいにしてもいいような
タイミングはたくさんあったはず。

人のせいにした時点で、自分は悪くない、
できることは何もないと思考停止に陥ってしまいます。

でもそれを決してせずに、今の自分と、
目指すものへの差を埋めるために、
できることを着実に積み上げ、夢をつかみました。

夢はあっても、「子どもがいるから」
「もうこんな年齢だから」などという言葉が
口癖になってはいませんか?

それではあゆみさんがおっしゃるように、
できるものもできなくなります。

たとえ失敗したとしても、それは行動した証。
“したいことがあるのに行動できなかった”という心の澱が
溜まっていくよりは断然いいでしょう。

気づいていないだけで、
未来は可能性に満ち溢れています。

なりたいものになるために、
悔いが残らない人生を送るために、
明日から始められる行動を、
今この瞬間から考えてみませんか?

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Sugawara Madoka

Sugawara Madoka

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30jewel編集長

学生時代から悩んだ時や苦しい時に本やテレビなど、
メディアに助けられた経験から、
「メディアを通して人を幸せにしたい」という想いで
ライティング、web編集の仕事をしています。

人の素敵な想いに触れると、
自分の中に閉まっておくにはもったいなくて、
全力で人に伝えたいと思ってしまう性分。

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